日常生活で見られる看護師あるある

看護師あるあるとして、看護師が職務上よく使う言葉を日常生活でもつい使ってしまう場面が見られる。

その中でもエビデンスは事象の根拠や証拠を示す用語で、看護師が医療現場でよく口にする言葉である。日常の中で理由や根拠について知りたいと思った時、無意識に「エビデンスは」とついつい口走ってしまうことがあるのだ。
また、効率を重んじる医療現場では、優先順位という言葉もよく使う。このため、日常生活において買い物などの場面でも「優先順位は」と問い質してしまうことも珍しくない。
皮膚が痒い時など何を塗ったら良いかという話題になると、とりあえずアズノールやワセリンという単語が口をついて出てくることもある。オムツかぶれなど身近な皮膚の問題には、アズノールやワセリンが活躍することが多いので、看護師の頭に叩き込まれている言葉と言えるだろう。

業界用語として発熱を「熱発」と言ってしまい、他の医療施設で受診した際など同業者だとバレてしまうことも少なくない。また敏感に反応しがちなのが救急車のサイレンやアラーム音で、看護師にはよくあることだ。病棟で働く看護師は、耳慣れたナースコースの音を聞いて気が引き締まるが、一方ではストレスを感じる音とも言えるだろう。
また小さな円形のボタン型電池が落ちているのを見つけて、錠剤と間違え何の薬か確かめたくなり、表面に刻印された文字を読み取ろうとすることも珍しくない。日常生活の一場面では、焼肉屋でお肉を掴むときのトングを医療器具であるセッシを使うときの手付きで掴んで、同席の仲間から笑われることもあるようだ。